おしゃれの代表？スタイリスト

スタイリストは、雑誌や写真集などで、モデルや芸能人が着用する衣装のスタイリングを行う人をいいます。
最近のスタイリストは、ファッションだけにとどまらず、ライフスタイル全般をスタイリングすることも求められてきており、スタイリストが展開するジュエリーブランドやルームウェアブランドなどもあるようです。

雑誌のスタイリングにおいては、モデルが着用する分はもちろんですが、スタイリングだけを掲載するページもたくさんありますので、そのスタイリング数はかなりの数になります。
どれも同じではいけませんし、季節やシーンに応じてそれに適したスタイリングを考案しなければならないので、ファッションの引き出しがかなり多くないと、いずれアイディアが枯渇してしまうでしょう。
スタイリストの仕事は、実際にはかなり過酷です。

ファッションだけでは務まらない

スタイリストに必要な要素として、より高く、より広く貼られたアンテナがあります。
ファッションは毎年流行が変わりますし、流行だけ追っていてもいずれスタイリングに行き詰まってしまいます。
なぜなら、ほかのスタイリストと同じようなスタイリングをしていては、自分の需要がなくなってしまうからです。

流行をバランスよく取り入れつつ、自分ならではのスタイリングを展開し続けるためには、常にあらゆる角度から情報を収集し、アイディアを生み出さなくてはなりません。

また最近のユーザーは、スタイリストにファッションだけではなく、美容やインテリアなど、さまざまなスタイルを参考にしたいという希望があります。
その希望に答えるために、美容情報に精通していたり、インテリアのセンスを磨くなど、一流のスタイリストを目指すには、たくさんの要素が必要になるのです。

スタイリストに向いている人

まず第一に、常に最新情報を収集しようとする意欲と努力が出来る人、ということが挙げられます。
一時的なものではなく、ずっと追い続けなければならないので、精神面でのタフさと強い興味が必須です。

またファッション誌を手がけるようになると、スタイリングの数も膨大となり、徹夜でスタイリングをしなければならない、ということも売れっ子スタイリストの中ではままあることですので、体力も必要です。
ファッション誌に掲載されている洋服は、各ブランドからリースされているものが多く、しかも大量に持ち出すことになります。リースの服を持ち帰ったり、返却するのにもかなりの体力を要します。